未経験でも意外とOK?開業の選択肢
開業時期はいつが良い?
社会保険労務士として開業する際、適切な時期というのはあるのでしょうか?

開業社会保険労務士として働いていると、時折、受験生や有資格者の方からこんなご質問を受けることがあります。
確かに、開業するのにふさわしい時期、成功しやすい時期というのがあるのであれば、
こうしたセオリーにはぜひとものっておきたいところ。しかしながら、この類の情報は本などから得られるものではありませんから、業界の人間に詳しく聞くのが一番、となるようです。
この問いについては結論から申しますと、
「ご自身が決意されたタイミングが一番」ということになります。
つまり、社会保険労務士として開業するのにふさわしい時期やタイミングの一般論というのは存在せず、あくまで準備が整った段階で始められるのが一番、というわけです。
開業後、営業をかけるにしても、比較的年間を通していくつものアプローチ法があります。新年であれば「新たしい年から始めましょう」、春先であれば年度更新や算定基礎届のお手伝いというスタンスとしてなど、その時期に合ったキャッチコピーで取り組むことが出来ますから、始める時期はさほど重要ではありません。
ただし、未経験者がいきなり年度更新期などの業界繁忙期に業務開始となると、仮に仕事が集中した際には混乱をきたす場合も考えられます。また、支部長や先輩方へのご挨拶に伺う際にも、少々ご迷惑になってしまうかもしれませんね。
そういった意味でのタイミングは確かにあります。もっとも、さほど大きな問題ではありませんが・・・。
「社会保険労務士はいつでも開業出来るんだから」とせっかくの一歩を先延ばしにするのは得策ではありません。
思い立ったが吉日、資格を取得したら早速準備を始めるので良いと思います。
これらか試験に挑戦される未経験者の方は、まずは合格、さらには指定講習のクリアを果たしてから、晴れて実務デビューとなるでしょう。
